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沖縄県の外人住宅事情について

外人住宅

和田 衛

筆者 和田 衛

不動産キャリア10年

株式会社Orion不動産代表取締役の和田です。
以前は大手木造住宅分譲会社に勤務しており、木造住宅や土地売買についての経験を数多く積んでまいりました。たくさんのお客様と取引をさせて頂く中で、より自由にあらゆる視点からお客様のお役に立つ事ができればと思い不動産会社を設立致しました。1組1組丁寧にお客様のニーズに合ったご案内を心掛けておりますので、不動産売買は私達Orion不動産にお任せください!!


沖縄県の外人住宅事情について


沖縄県の不動産や住宅の話をする中で「外人住宅」や「米賃」という言葉をよく耳にします。
これは沖縄ならではの不動産投資の一種で、沖縄に住む米軍関係者の方々に住宅を賃貸して家賃収入を得る不動産投資の事を言います。

なかでも北谷町、嘉手納町、読谷村、うるま市、沖縄市など米軍基地が近く、多くの米軍関係者が住んでいる地域が人気となっております。


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外人住宅投資はなぜ人気?


何故、沖縄の不動産投資の中でも外人住宅投資の人気が高いのでしょうか?
それはずばり高い賃料が期待できる「ハイリターン投資」だからです。

賃貸中の入居者から支払われる家賃は、アメリカ軍からの家賃補助によるものです。それが我々日本人の感覚からすると非常に高待遇なものとなっており、2024年現在だと最低登録家賃でも18万円、中には月に50万円を超えるなんてケースもあったりします。


【軍検】とは?


米軍関係者の方々に貸すためには「軍検」と言われる検査を受け、登録家賃が決まってから募集をすることが出来るようになります。室内の広さや設備、安全性など様々な項目でチェックを行ないます。そのため、外人住宅として建築された住宅はシャッター付きの広いガレージ、ホームパーティーが出来るような広々としたLDK、バスルーム付きの主寝室など誰もが憧れるような住宅となっています。

オシャレな外観や内装なので、自分で住んでいるオーナーさんや店舗や飲食店として使用している方々も少なくありません。
このように、米軍の方に賃貸する以外にも多くの活用方法があり、中古物件としての売買も盛んなため、売った資金でまた新しい物件を、、、という投資家さんも多くいらっしゃいます。

外人住宅投資はあくまで「投資」なので注意しなくてはいけない事や、デメリットも存在します。しかし事実として、沖縄では昔から「外人住宅」を利用した不動産投資が非常に人気です。

軍検の手続きの流れ

沖縄の不動産購入や売却を検討している方にとって、「軍検」は避けて通れない手続きです。この手続きをスムーズに進めるためには、基本的な流れをしっかりと理解しておくことが大切です。軍検の手続きは幾つかのステップに分かれており、それぞれのステップで必要な書類や準備が求められます。

まず最初に行うべきは、軍用地の基本情報の確認です。これは、土地の所有者や利用状況、地目などの基本的な情報を明らかにする作業であり、非常に重要です。次に、必要な書類を準備します。具体的には、土地の登記簿謄本や公図、地積測量図などの書類が求められます。これらは、土地の現状や権利関係を確認するために必要です。

次に、軍検申請書の作成に移ります。この申請書には、土地の具体的な利用目的や計画、所有者の情報などが記載されます。ここで重要なのは、正確かつ詳細な情報を提供することです。申請書には、申請者の個人情報や、土地の利用計画が反映されるため、ミスがないように注意が必要です。

申請書が完成したら、次は関係機関への提出です。提出先は、防衛省や地方自治体などが考えられますが、具体的な提出先は土地の位置や利用目的によって異なりますので、事前に確認しておくことが重要です。提出後は、審査が行われ、結果が通知されます。

このように、軍検の手続きは段階を追って進める必要があります。以下に手続きの流れを表にまとめました。

ステップ内容必要書類
1基本情報の確認登記簿謄本、公図など
2申請書作成軍検申請書
3関係機関への提出申請書、必要書類一式

この手続きを把握していれば、軍検をスムーズに進めることができ、沖縄の不動産市場での活動をより円滑に行えるでしょう。軍検は専門的な手続きですが、しっかりと準備を行うことで、そのハードルを低くすることが可能です。

軍検手続きの注意点とポイント

沖縄で不動産を購入する際に、軍用地に関する「軍検」の手続きは避けて通れない重要なプロセスです。とはいえ、この手続きには特有の注意点やポイントがあり、それらを理解しておくことがスムーズな取引の秘訣となります。まず、最も大切なことは、軍用地特有の法律や規則が適用されるため、一般的な不動産取引と異なる部分が多いという点です。このため、専門家のアドバイスを受けることが非常に重要です。例えば、通常の不動産取引ではあまり問題にならない土地の権利関係も、軍用地では複雑になりがちです。

次に、手続きの際に提出する書類の不備がないよう、事前にしっかりと確認することが求められます。特に、書類の提出期限を守ることは非常に重要です。期限が過ぎてしまうと、手続きが遅れたり、最悪の場合には取引が成立しないという事態にもなりかねません。また、手続きの進行状況を逐一確認し、必要に応じて速やかに対応することも大切です。これには、定期的に自分自身で進捗を確認するだけでなく、担当者との密なコミュニケーションが欠かせません。

最後に、軍検手続きでよくある問題として、手続きが長期化することが挙げられます。これは、関係機関の確認や承認に時間がかかるためです。このような場合でも、焦らず冷静に対応することが求められます。スムーズに手続きを進めるためには、しっかりとした計画を立て、各ステップを明確にしておくことが重要です。以下の表に、手続きを円滑に進めるためのポイントをまとめました。

注意点具体例対策
書類の不備提出期限を過ぎてしまう事前にチェックリストを作成し確認
手続きの長期化関係機関の承認が遅れる担当者と定期的に連絡を取り合う
権利関係の複雑さ土地の所有権が不明確専門家に相談し、事前に調査

これらのポイントを意識することで、軍検手続きをより効果的に進めることができます。沖縄での不動産取引が円滑に進むよう、適切な準備と計画を心がけましょう。

沖縄の不動産市場における軍検の影響

沖縄の不動産市場において、「軍検」は特異な存在として重要な役割を果たしています。軍用地の価値は、通常の不動産とは異なる要素に大きく依存しており、そのため市場に与える影響も特別です。では、具体的にどのような影響があるのか、詳しく見ていきましょう。

まず、軍用地の価値は、その賃料収入の安定性にあります。沖縄には多くの米軍基地が存在し、軍用地の多くはこれらの基地に関連した土地です。これにより、軍用地は長期的な賃料収入が見込めるため、投資先としての魅力が高まっています。特に、地価が安定していることから、リスクの少ない投資として注目されています。

次に、沖縄の不動産市場における軍用地の取引が、地域経済に与える影響にも注目が必要です。軍用地の取引が活発になることで、地域の経済活動が活性化し、不動産市場全体の動きにも波及効果をもたらします。特に、観光業と連動した開発計画が進行する場合、軍用地の価値はさらに上昇する可能性があります。

また、軍用地の市場動向は、世界的な政治情勢とも密接に関連しています。例えば、米軍の基地再編や縮小の動きがある場合、軍用地の需要と供給に変化が生じる可能性があります。これにより、軍用地の価格変動が起こることも考えられます。

要素影響具体例
安定した賃料収入投資先としての魅力長期的な収益が見込める
地域経済への影響市場の活性化観光業との連携
政治情勢との関連価格変動の可能性基地再編による需要変化

このように、沖縄の不動産市場における軍検の影響は多岐にわたり、軍用地の取引は市場全体に大きなインパクトを与えます。沖縄で不動産を購入や売却を考える際には、軍用地の動向にも注目することが重要です。これにより、より効果的な投資判断が可能になるでしょう。



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外人住宅投資のメリット&デメリット


【外人住宅投資のメリット】
 ●一般賃貸と比べると高い家賃設定が可能
  日本人向けの賃貸と比較して、外人住宅は高い家賃を設定できる点が魅力です。
  物件によりますが、通常の1.2倍から2倍程度の家賃が見られることが多いです。

 ●家賃の未払いリスクが低い
  米軍の家賃補助制度がしっかりしているため、家賃の長期納入に対する不安はほとんどありません。
  安定した収入源を確保できる点が、外人住宅投資の大きな強みです。

【外人住宅投資のデメリット】
 ■初期投資が大きい
  外人住宅として運用するために、米軍の基準を満たすための設備投資が必要で
  そのための費用がかなりかさむ場合があります。

 ■急な退去が多く、長期で入居してくれるケースが少ない
  軍人の異動のタイミング(2年周期が多い)で急な退去が発生することがあります。

 ■経営が米軍や政治に左右されやすい
  基地返還や駐在員の変動といった米軍の方針や政治的な課題が、外人住宅の運用に大きく影響を与える可能性があります


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外人住宅の相談はOrion不動産へ


「外人住宅に興味があるけどどんな物件がおすすめなのか分からない」
「家賃や利回りについて教えてほしい」
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Orion不動産では北谷町、沖縄市、うるま市、読谷村などの外人住宅を取り扱っております。
どんな些細な事でも構いませんので、ご不明な点がありましたらお気軽にお問合せください。
弊社事務所は外人住宅をオフィスにしておりますので、興味がある方は雰囲気だけでも見にきてくださいね!


▶弊社について
沖縄県中部に位置する北谷町にて、売買を中心として不動産仲介業を行なっております。新築木造住宅・中古住宅・外人住宅(不動産投資)・土地・軍用地売買など、不動産売買について幅広く取り扱いを行なっております。
北谷町や中部エリアに限らず、沖縄本島内どこでもご対応可能となりますので、些細な事でも構いませんのでお気軽にお問合せください


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株式会社Orion不動産

904-0113 沖縄県中頭郡北谷町字宮城3160

TEL098-987-8771

FAX098-987-8881

Emailinfo@orion-okinawa.com


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